東京での一人暮らしの光熱費は?平均と比較して節約しよう!

一人暮らし

3月は進学や就職の季節です。親から離れて一人暮らしをするには、たくさん学ぶべきことがあります。

そこで当記事では、東京を代表として大都市での一人暮らしの水道光熱費について解説します。平均と比較して節約する方法を学習しましょう!

東京で一人暮らしの水道光熱費は?

総務省統計局が運営しているe-Statというポータルサイトがあります。その中に日本人の家計支出を統計している項目があります。そこで東京の水道光熱費を調べることができました。

「都市部(東京)の一人暮らしの勤労者」の水道光熱費は以下のようになります。

年度合計電気ガス上下水道その他
20201〜3¥11205¥5616¥3040¥1608¥941
4〜6¥10201¥5284¥2779¥1920¥218
7〜9¥8200¥4624¥1947¥1618¥11
10〜12¥8657¥4387¥2001¥1727¥542
20211〜3¥10309¥5116¥2884¥1704¥605
4〜6¥8070¥3828¥2513¥1563¥167
7〜9¥7667¥4129¥1827¥1664¥46

勤労者とは日中に出勤したり登校している人のことです。ずっと家にいる人より光熱費が安くなる傾向があります。

東京で一人暮らしの電気代は冬の1〜3月が一番高くなります。そのほかの季節については、気候により多少変動しますが、春秋が安く、夏が少し高いという印象でしょうか。東京以外でもあまり変わりません。

同じく東京のガス代は夏の7〜9月が一番安くなります。そして冬の1〜3月が一番高くなります。やはり寒い日は、暖かい料理や入浴などで消費が増えるのでしょう。ガス代は地域性が高いです。ガス管が通っているところは安いです。東京ならほぼ大丈夫でしょう!

水道代は一年中ほぼ一定です。気候で消費量が変わらないからですね。水道代については東京は安い方に入ります。大体、水道の設備が整っているところほど安いです。

その他の光熱費とは、おそらく灯油ヒーターによる灯油代やホッカイロなどだと思われます。こちらの説明は割愛します。

随分と2020年の冬は非常に寒かったようです。

冬はどうしてもガスの使用量は増えますね……。

水道光熱費のまとめ

一人暮らしの東京の水道光熱費の統計を見てみると、大体1万円前後が相場ということになります。もし1万円を大きく超えるようであれば、水道光熱費を節約しなくてはなりません。

東京で一人暮らしの電気代を節約する方法

水道光熱費の中で電気が一番高額になります。なので、まずは代電気を節約する方法を考えましょう。

電力会社の契約先を変更する。

地域系電力会社から、企業系電力会社に切り替えましょう。月に1千円ほど節約できます。

東京なら多数の電力会社があり好みで選んでもらっていいです。地方だとあまり選択肢はないですけどね。

さらに電気代をポイント払いできたり電気代でポイントが貯まるサービスもありますので、想像以上に節約できたりします。

企業系電力会社に切り替える方法はネットや電話から申し込むだけです。回線工事も必要なし。電気の質や停電のしやすさも変わりません。ただ支払う先が変わるだけです。

一人暮らしですと、ネットサービスのある新電力会社は大変おすすめです。

電気ガスのセット割り契約に変更する。

こちらも企業系電力会社の切り替えの話になります。

いくつかの企業は電気ガスの両方に対応しており、両方と契約するとセット割りとして少しだけ値引きされます。東京であれば、選べる企業はたくさんあると思います。

割引はせいぜい月に2百円ぐらいです。値段そのものより電気ガス代両方スマホで管理しやすくなるのがメリットでしょうか。

省エネ家電に切り替える。

もし現在の家電が10年以上古いものであれば、最新の家電に切り替えましょう。月々の電気代が1千円下がることもあります。

特に有効な家電は下記の4つですので確認しましょう。

10年前家電最新家電省エネ率電気代影響度
冷蔵庫400kWh300kWh25%14%
照明(LED)60Wh15Wh75%13%
液晶テレビ160kWh80kWh50%9%
エアコン850kWh800kWh5%7%

ちなみにエアコンについては、設定温度を変えずに長期間使用する方が電気の節電になります。

断熱グッズを揃える

冬場に電気代が上昇する最大の理由は暖房器具です。部屋の断熱を行うことで、暖房による電気代を節約することができます。

熱が逃げる最大の経路は「窓」と「床」ですので、その2箇所を押さえると良いです。ついでに発熱インナーを着るのも効果的です。

窓からの断熱

窓断熱ボードをおすすめします。

冷気は重いので床上を滑ってきて、部屋全体の空気を下げてしまいます。なので窓の下全体を覆うだけでも十分効果が発揮します。

おすすめ目安備考
窓断熱シート★★☆☆☆1千円実はガラスより周りのサッシから逃げる熱の方が多い。
気休め。
窓断熱ボード
(カーテン併用)
★★★★☆2千円窓下全体を覆うので効果が高い。取付け取外しも楽。

ただし部屋の空気を下げるだけで、我々の体を直接冷やすわけではありません。比較的優先度は低いです。

床からの断熱

床からの冷気は、直接に我々の体(足)を冷やします。絶対に対策をとりましょう。

一番のおすすめはスリッパで、家中が動きやすくなります。足裏の厚みがある方が望ましいです。

おすすめ目安備考
スリッパ★★★★★5百円家中を動きまわっても寒さを感じることがなくなる。
カーペット★★★★☆5千円こたつの下や作業机の下など、長く居るような場所を狙って小さめのカーペットを置く。電気カーペットでも良い。
断熱アルミシート★★★★☆2千円カーペットやラグ併用して下に敷く。単体で使うと破損しやすい。あるとなしでは温かみが全く違う。

カーペットと断熱アルミシートは併用します。断熱アルミシートは効果が極めて高いですが破れやすいです。カーペットやラグと併用しましょう。ただ、家の中で動き回りにくくなります。

スリッパの方がコスパ・性能・利便性ともに上なので、カーペットは作業机の下やこたつの下に敷くぐらいで十分かと思います。

一人暮らしであれば、スリッパで充分なことが多いです。

発熱インナー

発熱インナーとは、初めてユニクロが出した「ヒートテック®︎」を代表とする高機能インナーシャツのことです。

体の水分や体温に反応して、発熱したり熱反射する化学繊維が織り込まれています。これ一着で体感5度近く違います。

欠点は肌が乾燥したり荒れることがあるくらい。

現在使っていないのであれば使ってみましょう。今はユニクロ以外のブランドもたくさん出しています。お好みのブランドでどうぞ。

どうしても肌に合わない場合はコンプレッションインナーというものがありますが、ここでは説明しません。

東京で一人暮らしのガス代を節約する方法

東京都内の一人暮らしの水道光熱費の中で2番目に多いのはガス代です。ある程度の節約する方法はあります。まずは契約を確認しましょう。

一般家庭における主なガスの消費目的は、料理と入浴です。そちらもいくつか節約する方法があります。

またガス栓から直接ヒーターに繋げて暖房器具にする「ガスヒーター」が設置されている場合は、それも消費が大きいです。

ただ、東京でガスヒーターまで揃えている物件はあまりないと思います。

ガス会社の契約先を変える

電気と一緒で、ガス会社の契約を変えるという手があります。

地域系ガス会社より企業系ガス会社の方が安く上がることが多いです。東京であればガス会社はたくさんありますので好みで良いです。

都市ガスのある賃貸住宅を借りる

ガスには「都市ガス」と「LPガス」という分類があります。

都市ガスとは、地面に設置しているガスパイプを伝って供給される形態のことです。東京を含めた大体の都市で採用されています。

LPガスは、ガスボンベを家に取り付け、ボンベを定期的に交換してもらう形態のことです。山間の町だったりするとLPガスであることが多いです。

大体LPガスは都市ガスの3倍の値段です。東京都であればまず大丈夫でしょうが、部屋を借りる前に確認しておきましょう。

料理におけるガス節約

料理ではこまめに火を切るという方法は難しいので、高機能の鍋を使いましょう。

高機能の鍋は、高圧力耐久・保温性の高く、火を止めた後も熱量を保持します。その結果としてガスの消費量を減らすことができます。

ただ、一人暮らしですと料理で節約できる部分は少ないかもしれません。

入浴におけるガス節約

基本的には「お湯の量を減らす」「お湯の温度を下げる」ことになります。個人的にはお湯の量120L、お湯の温度39度ぐらいがバランスよかったです。

また、お風呂が沸いたらすぐに入浴するというのも大事です。一人暮らしでのみできる方法です。

うまくやれば、冬場のガス代を月5百円程度を節約できます。

もっとも、東京は意外に冬場は寒いですし、一人暮らしにとって健康を害すると致命的なので、あまり節約する場面ではないかもしれません。

東京で一人暮らしの水道代を節約する方法

水道代は一年を通して一定なのですが、生活様式によって高くなることがあります。

東京都水道局の統計によると、一人暮らしの世帯の水消費量はお風呂(40%)、トイレ(21%)、炊事(18%)、洗濯(15%)、その他(6%)とされます。

生活様式を不便にしない前提では、どれも節約しづらいものです。お風呂・炊事・洗濯の頻度を減らすぐらいでしょうか。

節約できるとすれば、食洗機や節水トイレを使用することです。ただ賃貸だと思いますので、どちらも使用は難しいと思います。

東京で一人暮らしの光熱費まとめ

  • 東京で一人暮らしの水道光熱費は、合計1万円程度。
  • 電気ガス自由化により、契約先を変更して節約できる。
  • 特にガスは契約内容を確認して、都市ガスが望ましい。
  • 水道光熱費の節約のカギは冬の暖房。
  • 入浴をうまく節約すればガスと水道の節約にもなる。

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